膝のお皿の話
最近では少し歳を感じるようになりました。
朝、寒くて起きられない。
と、感じる若者が多いと思います。
ですがだんだんと…
朝、節々が痛くて起きられない。
に、変わってきます。笑
ご高齢の方々が痛くなる部位は
主に肩、腰、膝が多く上がると思います。
特に腰と膝は、体を支えるためには欠かせない場所ですね。
ところで、みなさん。
膝のお皿って、何であるかご存知ですか?
今日は膝のお皿について、書いてみたいと思います。
膝のお皿について
膝のお皿:正式名称は「膝蓋骨(しつがいこつ)」といいます。
僕たち理学療法士(PT)は「パテラ」といえば通じるはずです。
膝蓋骨は人体で最大の種子骨と言われています。
形は三角形をしています。
膝を伸ばして、足の力を抜くと、比較的わかりやすく触れたり動かせたりします。
膝蓋骨はなんであるのか?
膝蓋骨の主な存在意義は以下の2つです
・膝の保護
・膝を伸ばす筋肉の補助
膝の保護
膝蓋骨は脛骨との間に軟骨を含む関節面を持っており、クッションのように脛骨に対する圧力を分散させます。
膝を伸ばす筋肉の補助
膝蓋骨には、大腿四頭筋という筋肉がついています。太ももの前側にある筋肉です。
これは膝を伸ばすときに、非常に重要な筋肉です。
膝蓋骨は、大腿四頭筋の腱が付着する位置を高くすることで、膝を伸ばす際の力を発揮しやすいようにしています。
※イメージ図
こんな感じで、滑車のような働きをしてくれているのですね。
これがなかったら、大腿四頭筋は使えば使うほど摩擦ですり減り・・・
骨と骨同士(大腿骨と脛骨)がぶつかり、こちらも摩擦ですり減り・・・
膝蓋骨がなければ、この世界の人間ほぼすべて、膝関節症に悩まされることでしょう。
では、本日はこれまで(^^♪